nui - resources for new user interfaces

このページでは、arc@dmzが個人的に調べたユーザインターフェース関係のリンクと関連する資料、ソフトウェアを公開しています。

mtdriver

mtdriverは、Webカメラを用いたマルチタッチパネルのドライバです。Javaで書かれており、Javaのアプリケーションに簡単に組み込めるようになっています。将来的に、UDPパケットで指の検知情報を送信するインターフェースプログラムを用意するかもしれません。

マルチタッチパネルを用いたパズルなどのサンプルアプリケーションや、マルチタッチパッドに流用した例を同梱して配布予定です。内部で海外のライセンス不明なライブラリ(BlobDetection)を改変して使用しているため、現在、ライブラリ作者と公開許諾に関する連絡を取っているところです。もし時間がかかるようなら該当箇所の処理を自前で書き直すなど適当に処置して公開します。

Processing用ライブラリ

CaptureDS

CaptureDSは、Windows環境においてDirectShowを用いてWebカメラの映像をキャプチャできる、単機能なProcessing用ライブラリです。

リンク集

FTIR Multitouch

FTIRはFrustrated Total Internal Reflectionの略です。FTIRという現象を利用することで、赤外線LEDとWebカメラ、アクリルパネルとプロジェクタを用いて比較的安価にマルチタッチディスプレイを構築できます。

赤外線は通常、十分な厚みを持ったアクリルパネル内に入射すると全反射(Total Internal Reflection)を繰り返しますが、指が触れた箇所は反射率が変わるので全反射が妨害されて(Frustrated)赤外線の拡散が起き、アクリルパネル外からWebカメラなどで拡散した赤外線を観察できます。

似た原理で、赤外線をアクリルパネルに照射し、指が触れたところで起きる拡散を観察することでマルチタッチディスプレイを実装する、Diffused Illuminationと呼ばれる試みもあります。

NUI group[英語]
Natural User Interface(NUI)と称して、自然なユーザインターフェースを実現するマルチタッチなどの関連技術を研究している人たちのグループです。mtdriverとモロに機能がかぶるクロスプラットフォーム・ライブラリTBetaが公開されています。
Multi-Touch Interaction Research[英語]
FTIRによるマルチタッチディスプレイを最初に考案したとされるJeff Han先生の公式ページ。最近は商用化に忙しいみたいです。
HoloWall: An Architecture for Wall-based Interaction[英語]
日本の暦本先生による類似技術。Microsoft Touchwallはまさにこれのパクりですし、Jeff氏よりも何年も前に考案されています。なぜか英語文献ばかりヒットします。静電式で原理は違いますが、マルチタッチディスプレイSmartSkinも作っています。
dandelions'log / Archive for Diffused Illumination
dandelionさんによる、Diffused Illumination関連のブログエントリ。

ARToolKit

ARToolKitは、画像内のマーカーを検知し、その位置と傾きからWebカメラに対するマーカーの座標と向きを算出するライブラリです。Augmented Reality(拡張現実感)を演出する目的で有名ですが、複数のマーカーを用いて仮想デバイスを作ったり、固定したマーカーを用いてカメラ位置を同定したりといった用途で、新しいユーザインターフェース開発にも使えそうです。

ARToolKitとその周辺技術のまとめ
kaeru_sanによる、基礎知識とまとめのブログエントリ。
「攻殻機動隊」「電脳コイル」の世界を実現! - ARToolKitを使った拡張現実感プログラミング
工学ナビさんによるC++版の使用法解説。
FrontPage - NyARToolkit
nyatlaさんによるJava/C#/Android版ARToolkitの配布と関連情報。

その他

準備ちう。

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執筆者:arc@dmz
担当者:arc@dmz
制作者:arc@dmz

作成日時:2008/8/13 21:56:44
更新日時:2008/8/13 21:56:44
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