いつも使っているパソコンのデスクトップに、いきなり見慣れないファイルが置いてあったらどうでしょう?驚きますよね。それと同じようなことが、今年の春、digitalmuseumでも起こったのです。
digitalmuseumのWebページを保存している領域に、誰がアップロードしたわけでもないのに「intl_creno001.zip」という圧縮ファイルが現われたのです。
status monitor:
intl_creno001.zip
Last modified: 29-Apr-2007 02:40
MDX hash: 8dd10b42013902e31
圧縮ファイルは、複数のファイルやフォルダを一つのファイルにまとめたものです。解凍したところ、今度は正体不明のプログラムが出てきました。ファイル名は「intl_creno.exe」。いよいよウィルスのような気がしてきます。
ところが、ウィルスチェックには引っかかりません。そこで、もし万が一ウィルスだったとしても悪さができないよう、digitalmuseumのシステム担当が特殊な環境を用意してプログラムを起動してみると、さらに不思議なことが起きました。
クレノについての資料#1にあるように、妙なキャラクタが現われたのです。自身が出てきた圧縮ファイルを、ぽかーん、と眺めているようです。外見が幼く、男の子なのか女の子なのか定かではありません。
これは、とてつもなく面白い現象です。何でコンピュータの中に子供が?いや、子供がいるわけはない。このキャラクタは、知性と言えるようなものを持っているのだろうか?謎が謎を呼ぶ展開に、digitalmuseumのメンバーは興奮しました。
有害なファイルを配ってしまったら問題ですが、そのチェックさえ済めば広くこのプログラムを頒布して、みんなに見てもらいたい。何かが起きる予感を胸に、digitalmuseumのメンバーは、2007年の冬「intl_creno.exe」=プログラム「クレノ」を配布することに決めたのです。
もしこのページを見ているあなたがクレノの謎に挑んでくれるのであれば、クレノの謎を調べる、digitalmuseumのメンバーとあなたの合同プロジェクトが、すなわち「Project CRENO」です。
クレノの謎を解く鍵はあなたが握っているかもしれません。公開まで、しばらくお待ちください。