企業が作るような音楽プレイヤーは、機能が豊富なのは良いですが、豊富すぎて動作が重かったり、操作し難かったりしませんか?arXmpはarc@arcisのそんな素朴な思いから開発が始まりました。
他の多くのプレイヤーと違って音質を細かく設定したりする事は出来ませんが、「動作が軽く機能は便利で、しかも飽きない」手軽に扱える音楽プレイヤーを目指しています。
初期状態でMP3/WAVE/MIDI/WMA/OGGファイル、または音楽CDを再生可能ですが、MediaPlayerで再生できるファイルならば(音楽ファイルのみならず動画ファイルも含め)全て、
この文書が読めていると言う事は、プレイヤーは既に使える状態にあります。
公式サイト経由でこのヘルプを読んでいる方はとりあえずダウンロードしてみてください(マテ
※プレイヤーを解凍したフォルダ内は以下のようなファイル構成になっていると思います。
なっていない場合は解凍ソフトの設定などを見直して解凍し直してみて下さい。
- arXmp(プレイヤーをインストールしたフォルダ)
- xmp.exe … プレイヤー本体
- help.html … このファイル
- vox.dll … OggVorbisを再生するのに必要
- d … データなどが保存されるフォルダ
- xmp.ax … プレイヤーを起動するのに必要
- [ユーザー名].xst … ユーザーの設定が保存されているファイル
- [ユーザー名].xs … 起動時に自動で読み込まれるスクリプト
- s … プレイヤーの外見を変えられる「スキン」関連のファイルが入ったフォルダ
- [スキン名].xsp … スキンファイル(スキンの本体)
- [スキン名].xsv … スキンの編集内容が保存されているファイル
- readme_[スキン名].txt … 各スキンの説明書
- [言語ファイル名].xms … 言語ファイル
- [スキン名] … 各スキンで使用される画像が入っているフォルダ
- e … プレイヤーの機能を拡張できる「プラグイン」関連のファイルが入ったフォルダ
- [プラグイン名].xpi … プラグインの本体
- readme_[プラグイン名].txt … 各プラグインの説明書
- help … ヘルプ関連のファイルが入ったフォルダ
- index.html … 機能の詳細な説明が書いてある
- *.png/*.jpg … このヘルプで使用している画像
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プレイヤーの起動
xmp.exeをダブルクリックしてください。メイン画面が出現して、初回起動時なら「プレイヤーを使用頂き〜」とメッセージが表示されます。
※プレイヤーを起動できない場合は、
[FAQ]「プレイヤーを起動できない」をご覧下さい。
音楽の再生
arXmpは再生リストに従って音楽ファイルを再生するので、まず再生リストに再生したいファイルを追加します。
- 「リスト」ボタンを押すと再生リスト領域が出てきます。
- そこの「ファイル追加」「フォルダ追加」ボタンを押して、目的のファイルまたはファイルが入っているフォルダを指定すると、再生リストにファイルが追加されます。
- 再生リスト中の再生したいファイルを選んで「♪」ボタンを押して下さい。
- 音楽が再生されます。
※再生リスト中の音楽ファイルをダブルクリックすることでも音楽を再生させることができます。
※ファイルやファイルの入ったフォルダは、ドラッグ&ドロップで再生リストに追加できます。
※再生出来ないMP3ファイルがあったら、
FAQの「MP3が再生出来ない」をご覧下さい。
※再生出来ないWMAファイルがあったら、
FAQの「WMAが再生出来ない」をご覧下さい。
再生リストは通常上から下の順番に再生されて行きますが、「?」ボタンを押せばその再生モードを変えることができます。再生モードは6種類用意されています。詳細は
使い方の詳細な説明の「再生モードを変更する」をご覧下さい。
また、再生リストはファイルに保存(「リスト保存」)したり、読み込んだり(「リスト読込」)できる他、特に気に入ったものを「お気に入り」として保存する事も出来ます。
(スキン)外観の変更
メイン画面を右クリックした時に出てくるメニュー(以降「右クリックメニュー」)の中から「スキン」「変更」を選ぶと、現在利用可能なスキンの一覧が出てきます。そこでスキン名をクリックするとそのスキンが読み込まれ、外観が変わります。
※スキンによっては、外観をあなたの好みに変えられる「スキンの編集」機能が利用できます。右クリックメニューから「スキン」「現在のスキンを編集」を選んで確認してみて下さい。
(プラグイン)プレイヤー本体だけでは実現できない機能を利用する
「右クリックメニュー」から「プラグイン」「起動」を選ぶと、現在利用可能なプラグインの一覧が出てきます。そこでプラグイン名をクリックするとプラグインが起動し、その機能を利用できるようになります。
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※書いてある内容が何だか偏っていて申し訳ありません。
- 音楽再生
- 「WMAファイルの著作権情報や何かが表示されないんだけど。」
- ver.402.01からはこの問題を解決できるようになりました。
1.T-Matsuoさんが製作されたmp3infpをお使いのパソコンにインストールして下さい。(下記サイトからダウンロードできます)
2.プレイヤーの右クリックメニューの 設定 > 音楽情報取得 - mp3infp.dllを使用する をクリックして下さい。もう一度同じ項目を表示させてみて、チェックマークが左についていればmp3infp.dllを使用できる状態になった事になります。
3.WMAファイル等を再生させてみて下さい。情報が表示されるはずです。
- 関連サイト:
Win32工作小屋
このサイトからmp3infpをダウンロード/インストールして下さい。
※mp3infpをインストールする事で、再生中ファイルのタグを編集できるようになります。詳細は mp3infpを利用する/再生中ファイルのタグを編集する をご覧下さい。
- 「再生できないMP3ファイルがあるんだけど。」
- ver.400β10からはこの問題を解決できるようになりました。
1.ミケさんが製作されたVBMP3.dllか、Kobarinさんが製作された同名ファイル(VBMP3.DLL 改)を、プレイヤーをインストールしたフォルダに放り込んで下さい。(下記サイトからダウンロードできます)
2.プレイヤーの右クリックメニューの 設定 > 音楽再生 - VBMP3.dllを使用する をクリックして下さい。もう一度同じ項目を表示させてみて、チェックマークが左についていればVBMP3.dllを使用できる状態になった事になります。
3.再生されないMP3ファイルを再生させてみて下さい。ほぼ100%解決します。それでも解決しない場合は、サポート掲示板にてお知らせ下さい。
- 関連サイト:
VBMP3 Support Page @ Mi-Ke's Home Page
Kobarinのホームページ
これらのどちらかのサイトから、VBMP3.dllをダウンロードして下さい。
※Kobarinさんのサイトで配布されている「改」バージョンのほうが軽快に動作するようです。
- 「再生できないWMAファイルがあるんだけど。」
- 著作権で保護されたWMAファイルは再生できません。例えば、WindowsMediaPlayer(以降WMP)で音楽CDをお使いのパソコンに取り込んだ場合、WMPの初期設定では取り込んだファイルには著作権保護がかかり、WMP以外での再生が出来なくなります。
ただし、この場合は以下の手順で保護をかけない設定に出来ます。
- Windows Media Player 7 の場合
1. [ツール]-[オプション]を選択し、[CDオーディオ]のタブを選択します。
2. [個人用の著作権管理を有効にする]のチェックを外します。
3. [OK]をクリックします。
- Windows Media Player for XP の場合
1. [ツール]-[オプション]を選択し、[音楽のコピー]のタブを選択します。
2. [コンテンツを保護する]のチェックを外します。
3. [OK]をクリックします。
- Windows Media Player 9 の場合
1. [ツール]-[オプション]を選択し、[音楽の録音]のタブを選択します。
2. [保護された音楽を録音する]のチェックを外します。
3. [OK]をクリックします。
- 関連サイト:
デジタル著作権管理(DRM) @ Microsoft
DRM @ e-Words
これらのページに、WMAで採用されている著作権保護技術「DRM」に関する情報があります。興味のある方はどうぞ。
- 「MP3/WAVE/MIDI/WMA/OGG以外のファイルも再生させたいんだけど。」
- ver.400.16からは、WindowsMediaPlayer(以降WMP)で再生できる音楽ファイルは全て再生させられるようになりました。
例えば拡張子(ファイル名末尾についている三文字)が「abc」のファイルがあったとして、それを再生させる方法を説明します。
1.「abc」ファイルをWMPで再生できる状態にする。
(※「abc」ファイルに対応した DirectShow Filter があれば、それをダウンロード・インストールする事で再生できるようになります。)
2.プレイヤーの右クリックメニューの 設定 > 音楽再生 - MCIで再生できるファイル種の設定 をクリックして、出てきた入力ボックスに「ABC(MPEGVideo)」と、半角で一字一句違わぬように入れて下さい。
- 入力ボックスに入れる内容について:
- 内容は、「ファイルの拡張子(大文字)」+「(」+「デバイスの種類」+「)」とします。「(デバイスの種類)」は記述しないでも問題なく再生される場合もあります。複数の種類の音楽ファイルをプレイヤーで再生させるには、それぞれの「拡張子(デバイス)」の間に半角スペースを入れて下さい。音楽を再生するデバイスの種類には waveaudio mpegvideo sequencer cdaudio 等があります。
※ DirectShow Filterで再生可能にしたファイルは、デバイス名に MPEGVideo と入れる必要があるらしい(確証無し)です。
3.これでもう「abc」ファイルを再生できる状態になっているはずです。そのファイルを再生リストに追加し、再生してみて下さい。
- ver.402.15以降では、WMPで再生できるファイルならば音楽のみならず動画まで視聴できることが確認されました。NEW!!
例えばMPEGファイルは以下のようにして再生リストに追加/再生できるようになります。
1.プレイヤーの右クリックメニューの 設定 > 音楽再生 - MCIで再生できるファイル種の設定 をクリックして、出てきた入力ボックスに「MPG(MPEGVideo)」と、半角で一字一句違わぬように入れて下さい。
2.これでもうMPEGファイルを再生できる状態になっているはずです。再生リストに追加して視聴してみて下さい。
※尚、DivX等の動画もWMPで再生できる状態であれば勿論arXmpでも再生できますが、動作はかなり重くなってしまうようです。
設定
- 「『リスト編集 - 重複ファイルは最下行へ移動』って何よ。」
- この項目では再生リストにファイルを追加する時に、既にそのファイルがリストに存在した場合どうするかを決めます。
- ここにチェックがついていると、既に存在している方を削除し、改めてファイルをリストに追加します。
- 逆にチェックがついていないと、追加も何もしません。(無視します。)
技術的な内容
- 「プレイヤーが起動しないんだけど。」
- arXmp をインストールするフォルダを変えてみるとうまく起動することがあります。xmp.exe 等が入ったフォルダ(例: xmp40211)を、マイ コンピュータ > (C:) の中に移動してからプレイヤーを再度起動してみて下さい。
- 具体的には、インストール先フォルダのパス(例: C:\abc\xmp40211\)が長すぎるとプレイヤーが起動しないようです。
「プラグインってどうやって作るのー?」
- 「無料でWindows用ソフトが作れる」HSPというモノを使えば意外と簡単に作れます。
「スキンってどうやって作るのー?」
- 「スクリプト」という言語を覚えれば自由なデザインのスキンを作れます。
「こーゆー音楽プレイヤーってどうやって作るのー?(ぇ」
- 250KBくらいのスクリプトを書く気力さえあれば作れます。
- 開発者用ページでHSP(ver.2.60)用のソーススクリプトを配布しています…スクリプトの汚さに我慢できる人はどうぞ。
関連サイト:
arXmp 開発者用ページ
Hot Soup Processor Page
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